【アイディアが湧きでるSIS法】
SISの I はアイデア、一つの S は湧くという意味、泉という意味のSPRINGで、もう一つの S は飛び跳ねるという意味のSPRINGです。
「泉からアイデアが飛び跳ねながら湧きでる様子」が目に浮かびませんか。
Sにはもっといい意味もあります。SUNNY、SPEED、STORES、STOCK、SAVE、SLEEP、SING(鳴く)、SMOOTH、SOFT、SUBCONSCIOUS(瀬在意識)、
どうぞお好きに組み合わせてSISをお使いください。
SISをモールス信号で打つと.トトト トト トトト です、ツーは入りません。これを覚えるのに、昔こういう手を使いました。Sは絵澄み、Iは愛。「エスミ アイ エスミ」と覚えたものです。これをもじります。「出来る はい 出来る」、「出来た 杯 出来た」。でも良いし。「出来た また 出来た」。「デキタ マタ デキル」、「出来た 皆 出来た」「デキタ ミナ デキタ」。でも良いのです。出来た後には皆で一杯が良いですね。「デキタ ミナ ノメル」。
「できる 杯 できる」口の中で、心の中で口ずさんでいましょう。
「湧出」で検索すると地名がいっぱい出て来ます。ほとんどは温泉地、時には昔に泉がわき出ていたところ。
アイディアが湧きでる、と言うキーワードを思いついて下さって有難うございます。まず創造の関心と素養をお持ちの、私の考えに近い方だとお見受けします。これからご一緒に「湧き出る泉」「湧き出るアイディア」の世界に遊びましょう。
アイディアは泉のごとく湧きでのです。
行きづまった時には、さらによい方法を手に入れたくて、または部下に教えたくて、発想法の勉強をされたことでしょう。この種の本は世の中にいっぱいあり、ネット検索でもいっぱい出てきます。
「ブレインストーミング」、「KJ法」、「NM法」、「インプットアウトプット法」、「ゴードン法」、「マトリックス法」、「マインドマップ法」、「オズボーンのチェックリスト法」など、これをキーワードにしてネット検索をすると出てきます。
その中に気にいって、やってみて性に合ったものがあればハッピー、それをご自分の流儀に加えて身につけることをお勧めします。
良くわからない時や、これが物足りない時に、多分貴方は次のヒントを求めてこれを開かれたのだと思いますが、お役に立つかも知れません。
いろいろの発想法に共通していることは、2つあります、一つは追いつめられた環境を自から作って、潜在する智恵の組み合わせを絞り出すこと。一つは縛られている常識から自分の思考を解き放とうとすることです。
私は、自ら楽しんで絞り出すのは良いのですが、絞り出すと言うことを他に押しつけるのには抵抗がありました。常識に縛られないことは、これは習慣にすれば出来ます。アイデアと言うのは、汲みだすと次々に湧きだす井戸のようなもので、汲みだすほど新鮮にクリアーになるものです。そのコツをお教えするのがSIS法です。湧くアイデアのやり方の方法。
「三人よれば文殊の知恵」とも言います、「岡目八目」とも言います。人は集まり、離れた目で見ると、どんどん考えが浮かぶのです。それが浮かんですぐ消えてしまうのはどうしてでしょうか。「こんなことは常識に反するから、言うと馬鹿にされる」「これは自分の考えだがまだ未熟、安易に纏まらない内に人に言いたくない」。と思っているうちに次にその考えは消えてしまいます。消さないでそれを追いかけて仕上げる人もいますが稀でしょう。
この2つのことをクリアーする簡単な方法がSIS法なのです。三人でなく3から6人でやってみて下さい。
道具立ては簡単です、数人の人が小さく囲めるテーブルと、くつろげる椅子、テーブルの真ん中にA3ぐらいの紙をおきます。ここでのミソは色鉛筆を使うことです。集まった人に好きな色を選んでもらいましょう。
さあ始めます、今日の解決のテーマ(今回のテーマ)を紙の真ん中に書きます、次に参加者が自分の色でA3の紙のどこかにサインをします。続いて解決への提案を皆がするのですが、この時の気持ちは気楽に楽しく、ブレインストーミングの原則にほぼ似た気持ちですが、無邪気に楽しくやりましょう。さらに具体的な手段と方法にまで自由に踏み込んでも結構です。それを「言うのと同時に」書く(画く)のです。紙はあっちに向けたりこっちに向けたり自由に動かし、言った人の自分の色で、絵でもよし、表現できる簡単な言葉でもよし。できれば「判りやすい絵」、「判りやすい短い言葉」を使えると良いです。
この色で、発案者(発言者)が誰で有るかが後で判るので、参加者の気持ちのタガが一つ外れます。話が盛り上がり解決に進むように誘導するのは、その参加メンバーですが、自然にリーダーが決まるものです。決まらないグループ場合は始めに司会者を決めてやりましょう。
だんだん煮詰まって、形(方向)が固まってきたら、絞られたものを中心にまた紙を変えて進めます。別の日にもやります。
SIS法とは、「小さい机」と「数人の頭」と「画く紙と」と「色鉛筆」と「上手な雰囲気作り」の組み合わせなのです。
ニーズは会社の場合はテーマがあるでしょうが、他からニーズを拾ってきてもいいのです。ニーズの発見もSIS法で出来ますが、それは次回。
どうかやってみて下さい。
無い所に生み出すと言うことは、難しいようですが、何かを乗り越えると易しく楽しくなります。それの手法です。
アイディア湧出は自然な遊びです。子供が夢中になって遊ぶ、大人も好きな遊びでは徹夜もする。そんな心理状態になります。紙を変える内にだんだん具体的になってきますが、その画いた紙を壁に貼っておきましょう。
自由な発想(無邪気な心)と、知識による検証(理屈の心)と、具体化のための煮詰めてまとめる(知識による心)の間の空間を、自由に心で泳ぐのです。
人は経験と知識と習慣の集積の中から、常に最善の解を求めて行動します。だから問題なく世の中は動き、物はその動きの中にかみ合っています。この常識の世界が、新しいものを生み出そうとするときに邪魔であることもあります。
そこで、無理やりにこだわらない心を作ろうとするのが、いろいろある発想法だと思えば良いでしょう。それが自分の心の志向とうまくかみ合えば、そんな良いことはありません。
仕事の中で発想をしなければならないとき、さらにそれが正しくなければならないとき、自分の脳みそから絞り出さねばならないとき、その作業は苦しいものです。アイディアが湧きでるのではなく、湧きださすというのは、いかにも不自然です、泉が湧きでると同じように、アイディアは湧きでるのです。それは心の使い方の問題なのです。
次の問題、湧き出た、無数のアイデイアがある、その中から選ばれて出たものがある、これが斬新であればある程、それの実現にはいろいろの問題が多いものです、それには仲間が、共通のテーマとして、成功を信じて具体化に取り組まねばなりません。そうすれば必ず出来るのです。
そのためにもSIS法は生きて来ます。
ここまでで判った方はどうぞやってみて下さい、ただ言葉でお伝えできないものがあります。雰囲気作り、と進め方、これは集まる人で変わりますから定型はていっけありません。多分体得するしかないのではないかと思っていますが、困ったらお呼び下い、どこへでも伺います。
これの効果は、自分の実感としては効率は平素の自分一人の10倍です。
これは有効です。
「創造」と言うのは私の好きな言葉でした。新しいものを創出するために努力するーーー。今は少し考えが変わっています。アイディアは努力して絞り出すものではなく、或る条件を作ると湧き出るもののようです。努力は仕上げの時に取っておきましょう。
人間には創出欲がもともとありますが、変化を好まない周囲の環境のためにそれを地下に仕舞ったままにしている。それをちょっと刺激して噴き出る穴をあけてあげればよいのです。そのコツを掴んで下さい。
まずやってみて下さい。
名案がたまったら、IPDLで先願を検索してみましょう。SIS法でやった中に検索に良い用語が有る筈です。これを使って、これには少し時間をかけましょう。この方法が判らない時は、近くの発明協会行ってください、親切に教えてもらえます。
さて検索していて気になったものは、明細書を開いて良く読んでください。難解な明細書も読むうちに読みやすくなるもので、自分の考えと共振すればそこはヒントの海です。
そしてもう一度SIS法です。さらに中身が洗練されてくるはずです。これで出願と実施に近づきました。
市場に出て誰でも見ることのできるものは出願するのが良いでしょう。見えないものはノーハウでしまい、記録を残して、先使用権のための準備をしておくことをお勧めします。
いかがですか、何件の出願が出来ましたか。次は役立たす作戦ですが、この辺からは良い専門家との出会いを期待します(ご紹介も出来ます)。
どうしても、うまくいかない時はお伺いします。(zero@qb3.so-net.ne.jp大森弘一郎 )。