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コロナの蔓延グラフ   グラフで今を俯瞰する


 武漢発のコロナ ビールス 感染 各国の蔓延 グラフ

 

 私は武漢コロナ蔓延の対策の関係者ではないのですが、昔無菌化包装をやっていて、多少なじみがある、そしてコロナ環境の中にいて大きい関心を持たざるを得ないのです。

 無力ですから、もてる手段としてWHOの毎日の情報入手をしています。その数字の表からグラフを作りました。その内容は現状と未来を考え、それぞれの対策を考えるのに役立ちそうです。グラフからどのような解釈を得るかですが、ご覧に入れます。

 

 感染者の数値は、WHOが発表した数値で、これは検査した数ですから実数はこれより大きいと思います。グラフの作り方で隠れていることが解ると思います。ご自分でおやりになりたい方には電子データーをお送りします。zero@qb3.so-net.ne,jp にご連絡ください。毎日加えている最新をお送りします。

 

 ビールスの寸法は1/10000mmですが、これが感染者を宿主にして自分を複製します。そしてその体液のなかにも居ます。咳やくしゃみで、1/100mmぐらいの飛沫(5µm以上)が1000個ぐらい飛び散り、これは落下するけれど1.5mまで届くと言われます。飛沫が乾燥して小さな核になったものは20分も浮遊すると言われます。

 しかし、この飛沫をカットできればまずは良いと言うことで、マスクが重要視されています。マスクの紙や布はビールスから見ればスケスケです。でも何層も通る時にぶつかって引っかかってくれます。その様子を、スプレーラッカーで試してみました。

 

 

 写真の左は50cm離して3秒噴射、右の白い所はその間にマスクを置いたものです。紙に目に見える黒点はなく、マスクでカットされています。
 飛沫にはもっと小さいのがあるはずですが、マスク効果はこんなイメージです。

 

 飛沫は離れると乾燥して小さい核になり浮遊します、ハシカや結核菌はそのように浮遊して空気感染しますが、幸いコロナビールスは空気感染をしないようです。
 困るのは、感染しても自覚症状がない発症前に他人にうつすという厄介者だと言うことです。細菌と同じように1個から20分で2倍になるという計算によると、1時間で8個、24時間で10000京個です。実際は温度が最適でも自分で動けませんからこのようには行かないでしょう。でもこのように恐ろしい。

 

 人の免疫機能や繁殖を止める薬で繁殖は遅くなると思われますが、まだ薬が無いのです。だから急な容態悪化があります。

( 以上は、常識の範囲でまとめました)。
 グラフの語ることは、どうかご自分で読み解き下さい。

 

 

 これは、毎日の感染者の人数のグラフです。中国のピークから14日経ってから、アメリカが始まっています、
 中国の次の山が凄いです。世界とアメリカの間が各国の合計になります。下に日本がありますが、その実感から世界の凄さが想像できます。これらの線から下の面積が、感染者の総数になります。

 

  各国の実態が見えないので同じ数字を対数グラフで表してみました。

 

  これでようく解ります。中国から始まっていることが良く見えます。この線の束が、右に下がって100から10以下になってくれねばなりません。全てが10以下になると安心です。それには時間がかかりそうです。

  有効な薬が出来る、ワクチンが出来ることが希望ですが、時間がかかるでしょう。それまでこの束がどういう動きをしてくれるでしょうか。亡くなった方がこの中に含まれています。

 

  ブラジルにようにまだ増加率が大きくなっている国があります。ここに取り上げた国以外も注目する必要があります。世界全てが収まらないと、グローバルな社会には戻らないです。

 

  我々が日本で現実に体験している今の大変さが作る線と、世界中の線の束を比べると、世界の問題の大きさがよく解ります。

 

 武漢コロナの注意を纏めておきます。

 

1、武漢コロナは遺伝子が蛋白質に包まれたものである。大きさは1/10000mmぐらい、これが宿主の中に寄生して増殖しています。もし唾の飛沫が0.1mmの直径だとしたら、その中に100万個から1000万個は入れます。

 

2、微生物ではないが、宿主に寄生して自分の複製をします。

 

3、だから最適条件(温度と餌)で、20分で2倍だとすると1時間で8倍。この計算だと1日で1個が何と12000京個になることになります。ただ自分では動けないようです。

 

4,コロナビールスの場合は知りませんが、食中毒菌では3時間の500万匹の時に中毒する例を知っています。コロナビールスの場合も感染して体内で急速に増殖するために急速に重症化するのだと思います。

 

5、これを止める薬は今はありません。(富士フイルムのアビガン、中外製薬のレムデシベル、大村先生のイベルメクチンが期待の薬ですが実用化は未だです)。今の人間の体には抗体がありません。さらに、感染したけれど発症していない、本人にも他人にも判らない保菌者から感染します。隔離されるべき感染症の患者がどこかに居る。だから怖いのです。

 

6、体液の飛び散り(くしゃみ、咳、大声の話)と付着で感染します。だから人に近づかない、触らない、です。マスク使用、使い捨てポリ手袋、アルコール消毒が有効。三密は大切です。

 

7、くしゃみは突然出ます、2mぐらい届きます(レーザー光テストで見ると)。浮遊した飛沫は下に落ちると言いますが乾いて小さくなって不活性化して、浮遊するのでしょう、幸いこれでは感染はしません。
  (この空気感染という奴、例えばハシカもいるようです。もしこれの潜伏期間が長かったら大変だけれど、コロナは幸い空気感染をしないそうです。)

 

8、蛋白質のからだから、熱に弱いのです。使ったマスクは、熱湯に10分以上浸せば殺菌できます。それを吊るして干すのが良いです。

 

9、人に近寄って話さない、人に触らない、触るものに触らない、洗う。

 

10、混んだ乗り物、宿泊、会合。人との接触がまずい。

 

11、非接触体温計で、公的には37.5度が4日以上と言われていますが、平熱から1.5度上がったら要注意だと医者は言います。私は0.5度で自己管理するつもりです。

 

 12、このグラフを見ていて、世界中が終息するのはいつだと読めますか。ワクチンはいつ出来るでしょうか。
 多分時間がかかりそうです。武漢コロナビールスがいる中で、うまく無事に活動する方法を考えねばならないでしょう。お仕事の仕方においても。

 工場の再開をした方の管理法は参考になります、必要な方にはその企業を紹介しますのでお知らせください(zero@qb3.so-net.ne.jp)。

 

2020年4月23日